「無添加」というだけでは「健康住宅」と言えない?

無添加という言葉を聞いて皆様はどのように感じられますか?

「添加物が入っていないので体に良く健康になれる」と

感じられる方がほとんどではないでしょうか。

実際、添加物が多く使われているより、出来る限り入っていないほうが

体に良いことは間違いないでしょう。

しかし「無添加」という表示は、添加物が一つでも入っていなければ、

無添加として商品が出せるという曖昧な定義のもとにあります。

例えば、合成着色料を使用していない商品であれば、

防腐剤が入っていてもその商品は無添加商品といえるのです。

食品はもちろん、石鹸やシャンプー、化粧品など私たちが口に入れるものから

肌に直接ふれるものに「無添加」という言葉を目にしていることでしょう。

その中で「全成分無添加」という商品、ましてや原料もすべて無添加という商品などは

見ることは少ないと思います。いえ、ほとんどないでしょう。

では、全ての原料・成分が無添加であれば安全なのでしょうか?

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また、私たちが日々住まう家を考えたときはどうでしょうか。

やはりすべて無添加とは言えません。

住宅の内部を可能な限り木や漆喰などの自然な材料で作ったとしても、

お風呂,キッチン,トイレ,サッシ,換気扇,照明などの設備機器は化学建材になるでしょうし

木の表面は何か塗っているのではないか、また塗っている場合、その塗料は安全なのか、

使用されている接着剤・防蟻剤は大丈夫なのかなど。さらに木の原産国はどこなのか?

素材は天然そのままなのか? 内壁の材料は?

などなどたくさんの疑問が生まれてくるでしょう。

また、全くの自然のものであっても、木を糊で固めた集成材であっても、

海外から入ってきて薬品づけになっていても、表面に何か塗ってあっても

防腐剤や糊が使用されている珪藻土も、自然素材がひとつでも入っていれば、

その商品は全て自然素材という枠の中にくくられてしまいます。

家においては「自然素材」=「無添加」というイメージも強いでしょうが

どちらにしても定義は曖昧なのです。

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それでも出来る限り自然に近い無添加といえる家を建てたとして、

安全で健康であるといえるのでしょうか。

花粉症やアトピーなど、何かしらのアレルギーを持つ人口は3分の1以上ともいわれ、

シックハウス症候群や化学物質過敏症も増えている現在は食べ物や水、日用品だけでなく

家づくりにおいても家族や自分の体のために健康を考えている方が多くなっています。

ビニールクロスが主流だった壁も、和紙や漆喰・珪藻土などの呼吸する素材が増え

合板使用の新建材から天然無垢材の床が増え、化学建材から発生するガスをなくそうと

無添加で健康的な素材が選ばれるようになりました。

しかし、本当の健康住宅かどうかの判断も難しいし、

無添加なだけでは健康な家とは言い切れないのです。

生活をしていく上で必要なもの、家具・家電・衣類などの生活必需品なくしては

ほとんどの方が不便と思われることでしょう。

では、家具・家電・衣類などの生活必需品から化学物質のガスが

放散していることはご存知でしょうか? それらを無添加の家にいれてしまうとどうなるか...。

もう答えはお分かりですね! そうです、無添加の家は放散されたガスを吸収してしまい

今までと同じ不健康な家になってしまうのです。

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では、どうすれば本当に健康な住宅をつくることができるのでしょうか?

そのためには、様々なものから放散されているガスを「吸着し分解する」必要があるのです。

そうすることで本当の健康な住宅は生まれるのだと考えています。


カイケンコーポレーションでは「本当の健康住宅」を真剣に考え、

「幻の漆喰」「清活畳」「音響熟成木材」という健康自然建材を開発しました。

この健康自然建材をバランスよく使用することで、呼吸をし、化学物質を分解し、

さらには清々しい空気を作り、快適で安全な住宅を生み出すことができました。

また「幻の漆喰」においては、ホルムアルデヒド分解速度や

鳥インフルエンザウイルスを100万分の1に抑制するなどの結果も得ています。

これこそが、「引越した後も本当の健康住宅」なのです。